賞状の豆知識
用紙の豆知識
賞状用紙の種類について
- 厚みもあり、手触りもしっかりとした高品質の用紙です。
当店では、重厚感のある鳳凰枠が印刷された、
美しい賞状用紙を使用しています。
- 通常は、枠に金粉つき印刷を施した
厚口の用紙が使われることが多いです。
厚みがあるため、プリンターでの印刷はできません。
当店では、鳳凰枠を箔押しで仕上げた
最高級の厚紙用紙を使用しています。
※B3サイズのみ金粉つき印刷(ブロンジ方式)による鳳凰枠用紙です。
賞状用紙の色について
賞状の色には、白色とクリーム色の2種類があります。
-
- 白
- 鳳凰枠が印刷されており、
団体、個人の競技や研究の賞状などにお勧めです。
-
- クリーム
- 鳳凰枠が印刷されており、
表彰状や卒業証書などにお勧めです。
鳳凰枠について
賞状に使われる用紙の中で最もポピュラーなものは、和風の鳳凰枠です。
- 雲あり
- 通常は、雲ありの鳳凰枠を使用します。
用紙の向きについて
- よこ
- 通常は、ヨコ(縦書き)が使われることが
多いです。
- たて
- タテ(横書き用)は、表彰状や修了証として
使われることが多いです。
オリジナルデザイン賞状枠
について
当店では賞状に使われる用紙の中で最もポピュラーな和風の賞状枠はもちろん、
さまざまなシーンで使えるオリジナルデザインの賞状枠もご用意しています。
寸法について
賞状用紙の寸法には、規格によって様々なサイズがあります。
(単位:mm)
規格名 | サイズ※ |
---|---|
五七 | 約 212×152 |
六八 | 約 242×182 |
OA-B5 | 約 257×182 |
B5 | 約 264×185 |
七九/A4小 | 約 273×212 |
位記※1 | 約 304×224 |
位記※2 | 約 297×213 |
OA-A4 | 約 297×210 |
尺八/八つ切 | 約 303×242 |
尺七 | 約 306×215 |
A4/尺七大 | 約 312×221 |
百〇三 | 約 358×255 |
OA-B4 | 約 364×257 |
中賞 | 約 379×273 |
太子 | 約 379×288 |
八二 | 約 394×273 |
規格名 | サイズ※ |
---|---|
八〇 | 約 379×294 |
OA-A3 | 約 420×297 |
七五 | 約 424×303 |
中衣 | 約 424×333 |
六七 | 約 436×306 |
大賞/A3 | 約 439×318 |
A-3大 | 約 454×318 |
八号/六二 | 約 455×333 |
五市 | 約 509×358 |
大衣 | 約 509×394 |
褒賞 | 約 517×367 |
四市 | 約 545×394 |
勲記 | 約 595×420 |
三三 | 約 606×455 |
大全紙 | 約 727×545 |
- | - |
額縁など賞状用品の選び方
- 額縁やホルダー等を選ぶ際には、上記の賞状サイズをご確認いただき、
対応サイズにご注意下さい。
賞状額縁は、通常、上記の賞状サイズのものが販売されています。
賞状が額縁より少し小さい(10mm程度)場合には、
かかり※により隠れるため問題ありません。
※かかり:額縁のガラスが落ちないようにするための枠で、通常5~8mm。
そのままいれると、額縁内で賞状の位置がズレてきてしまいます。
額縁の裏板や、額サイズと同じサイズの用紙に賞状をテープ等で
固定するのがおすすめです。
当店の賞状用紙の
サイズについて
賞状用紙のサイズは、一般の用紙サイズ(JIS規格)を当店は採用しています。
またメーカーによりサイズが異なりますので、額縁・ホルダーをご利用の際は対応サイズにご注意ください。
書式の豆知識
賞状の基本書式について
- 賞状には、絶対必要となる要素が6点あります。
- 1)表題▼
- 2)名入れエリア(受賞者名)▼
- 3)本文▼
- 4)贈呈日▼
- 5)贈呈者名▼
賞状のマナー
上記(「賞状の基本書式について」)の必要な6つの要素について、注意すべきマナーを説明します。
1
表題
- 表題とは、賞状の主題です。
表題の文字は、本文の1.5倍くらいの大きさで、中央部より少し上に、しっかりと書きます。
表題により、本文の末尾は決まっていますのでご注意下さい。詳しくは、③本文へ>詳しくは、「❸本文」へ▼ -
表題 定義 用途例 賞状 一般的には団体、個人の競技や研究などに対し、その優秀なる成績を賞め讃えて、主催者が入賞者に授与するものです。右肩には「優勝」または「第何位」等の競技や学績の結果順位が記載されます。 スポーツ・競技 文化活動 イベント 学術・学会 営業成績 コンクール 企画・提案 研修会 感謝状 賞状が競技、競学的なものに授与するのに対して、より幅広い社会性を帯びたものになります。功績や功労の顕著な方に対して、そのことを記念し感謝の意を表して贈るものです。 寄附・募金 結婚式 講演 災害防止 家族 ボランティア 新築・増築 業務改善 定年退職 永年勤続 代理店・特約店 防犯・防災 表彰状 社会生活において立派な功績を残したり、他者の模範となるような行いがあったときに授与されます。公共性を帯びたものであり、社会的な信頼度も高く、賞状類の中では一番権威のあるものとされています。 永年勤続 功労・業績 スポーツ・競技 皆勤賞 防犯・防災 代理店・特約店 業務改善 営業成績 定年退職 寿退社 文化・コンテスト 長寿 安全・無事故 地域功労 学術・学会 勤務成績 学校・PTA 災害防止 卒業証書 その学校の全課程(本科)の修了が認められた児童・生徒・学生などに対して、校長(学長)が授与する証明のこと。類似する文書には、修了証書(修了証)があります。 小学校 中学校 高等学校 大学 専門学校 修了証書 大学院などの全課程(本科)の修了が認められた学生に対して、校長(学長)が授与する証明。類似する文書には、卒業証書があります。 セミナー受講 講座受講 大学院 専門学校 保育園 幼稚園 認定証書 資格試験や評価審査などに合格したことを認定するものです。 免状 免許状 昇段・昇級 合格証書 内定証書 内定通知書
2
受賞者名
- 受賞者名は、表題より小さく、本文より大きく書きます。
また、受賞者に敬意を示し、受賞者名は、贈呈者名より大きく、少し高い位置から書き始めます。
表題と本文との中間に 受賞者名を書き、表題より下げて本文の下のラインより一文字程度空けるとバランスよく仕上がります。 - 受賞者名の敬称
- 表彰状や賞状は、上位の者から贈られるため、敬称はつけないのが原則ですが、最近では国や民間を問わず「殿」や「様」をつけるのが一般的になっています。
-
種類 敬称 感謝状 「様」、「殿」 賞状、表彰状 つけない または 「様」、「殿」 卒業証書、認定書、各種免許証 つけない -
賞状では、「様」や「殿」が敬称として使われますが、
この2つは、敬意の方向が異なりますので、ご注意ください。●様 → 目上の方に使う(オールマイティ)
●殿 → 上位の者から下位の者へ使う
例)官公庁や組織の代表から出される
3
本文
- 本文の文字は、受賞者名・贈呈者名より小さく、贈呈日より大きく書くと、バランスが良くなります。
文章は、原則として縦書きですが、横書きでも問題ありません。 - 次のポイントも気を付けましょう!
- 1. 本文の書き出しや、改行の書き出しであっても、1文字下げずに書きます。
書き出しは、
個人の場合→「あなた」「君」
団体の場合→「貴社」「貴組合」「貴院」「貴校」
個人グループの場合→「あなたがた」「皆さん」「皆さんのチーム」など - 2. 句読点は、原則としてつけません。
- 3. 1つの語句が2行にまたがらないようにします。
- 4. 「~は、~を、~へ」の助詞は、行頭にこないようにします。
- 5. 通常は、文の区切りは改行でははなく、1文字文空けてつづけますが、
「よって~」のときは、改行して書きましょう。 - 6. 文末は、原則として「~ます」体で書きますが、「~である」体を使う場合もあります。
- 7. 表題に本文の文末表現を対応させます。
-
表題 本文末尾 賞状 「賞する」、「賞します」 感謝状 「謝意を表する」、「感謝の意を表します」 表彰状 「表彰する」、「表彰します」 - 8.漢字は大きく、ひらがなは少し小さく書きます。
- 9.最後の行の末尾は、少し余白をとるようにします。
- 8.上記の事に気を付け、文字の配置を決定します。
-
通常、縦書きの文章は右から書きますが、賞状を書く場合は、
袖や手で用紙を汚さないように 左から右に書きます。そのため、全体のバランスが良く、脱字の無いよう、
事前に文字の配置を決めておくことが大切なのです。
4
贈呈日
呈の文字は、一番小さい大きさで、本文より1文字下げて書き始めます。
贈呈日の表記では、10は「十」を使います。例)
令和元年12月25日
→ 令和元年十二月二十五日日付は、原則として、大会や行事等が行われた年月日を記入します。
※故人への表彰の場合
式典の大会、行事等の場合は、実施された年月日を記入しますが、それ以外の場合は、生前最後の日または49日の喪が明けてからの日付を記入するのが一般的です。
5
贈呈者名
贈呈者名の文字は、本文より大きく、受賞者名より小さく書きます。また、書き始めの位置は、受賞者名より低い位置から書きます。
会社名や組織名は、代表者名よりもやや小さめに書きます。代表者の肩書は、代表者名の真上に、代表者名より小さく書きます。
代表者名の下には、押印分のスペースを空けておく必要があり、本文の下限よりも上に押印します。
-
●代表者名と中心が揃うよう、まっすぐ押印します。
●できれば、代表者名と重ならないよう、代表者名のすぐ下に、
本文の下限より上になるよう押印します。●印が大きい場合は、代表者名とは重なっても、
賞状枠とは重ならないように気を付けましょう。
書体の豆知識
賞状書体について
賞状を手書きで書く場合には、楷書体が使われることが多いです。
賞状を印刷する場合には、書体を選ぶことになりますが、本格的な賞状を作成する場合には楷書体や行書体がおすすめです。
進級試験合格証等、頻繁に授与するものについては明朝体やゴシック体が使われることも多いです。
現在では、賞状の印刷向けに、いかにも手書きに見える品質のフォントも開発されています。
試合等の賞状ですと、授与当日になるまで受賞者が分からないケース
があります。このような場合は、基本的に同内容の部分は印刷を依頼し、
受賞者名のみ当日手書きするという方法もあります。
後から手書き追加する場合は、印刷書体は「楷書体」で依頼すると、
違和感の少ない仕上がりになります。
当店で使用する書体について(標準印刷コース)
標準印刷
標準印刷コースの書体につきましては、以下の5つの項目から選べます。
■楷書
■ゴシック
■明朝
■欧文書